15才の夏。

(ボーーーーーッ)




『ドライヤーでも時間かかるな………』


『ごめんなさい………』

『なんで謝んの?
夏海ちゃんのおかげで、この時計返ってきたのに…』
『べっにぁたしのおかげってゎけぢゃ………』

『夏海ちゃんのおかげだょ!すごく感謝してんだから!!!』

『大げさだょ!』


『実はこの時計………俺が高校に入った時、おやじが初めて俺に買ってくれた時計なんだ(笑)だから………ぶっちゃけ………落とした時、マジ焦った…………。でも。。。夏海ちゃんが見つけてくれたから………』

『そぅだったんだ…』

『本当ぁりがとぅ!』

『かっこぃぃ時計だね!』

『うん。……………』










『よし!!!乾いた!』



『本当?』


『これなら大丈夫でしょ(笑)』


(ガバッ)



『本当だ(笑)あったかぃ!』




『……………』







『ぁりがとぅ(笑)』









『…………………。』














『どぅしたの?』










『なっ………夏海ちゃん………………下着………………めちゃめちゃ透けてる…』



『きゃっ!!!』