コイゴコロ。

「うぅ、入るタイミング逃した」

半泣き状態で恵と廊下へ。

「なにしてんの、普通に入ってけばいいぢゃんよ〜」

「だってケバい子いるんだもん…」

ぐちぐち言ってたあたしだけど、予鈴の時間がきた。

キーンコーンカーンコーン




やば、入学式から遅刻はまずい。

恵と別れて急いでC組の教室へ。



ガタッ

「セーフッ!!」

あたしは焦りあまりながら席に着いた。