私は、今がんと言う悪魔と戦っている。


正直イヤになる。
だって病院のベッドの上でじっとしてるなんて私には無理が有りすぎる!!!!!


はあ.....泣


「どうしたんだよ、さっきからため息ばっかりついて。」


「.....祐太」


「ん?」



「私、死ぬのかな?」


「.....」



私何言ってんだろ。


私、祐太を困らせて。
最低だ。

祐太だって、友達と遊んだりしたいと思う、なのに毎日毎日お見舞いに来てくれて。

祐太に申し訳ない。


「ごめん。祐太に迷惑かけてばっかりで。」


「.....あのさ」



「俺、遥香のこと....」

だめ。その後の言葉を言わないで。
もしその言葉がいい言葉だったとしても、私にすれば悲しいだけだから。って言おうとしたけど、言おうとしたけど、言えなかった。声が出なかった。


「好きなんだ。」




「ごめッ......」

祐太の柔らかい唇が私の唇に触れる。

「ごめん。いきなりキスして....」

私はびっくりして放心状態になっていた。

「遥香?」



「私、もうどうしていいか分からない。」

私、祐太に甘えていいのかな?
もっと。って言って嫌われない?

その時だった。

私は意識が無くなった。