「姉貴は歌専門だけどな〜」

そう言って琥珀くんが入ってきた…



「歌…?私が?」

キョトンとしていると…


「あっ…そうだ!」


思い出したように出て行き何か手にして戻って来た…


「俺らさ……バンド、やってんだぜ?」


そう言いながら私の机の上にある楽譜を取り出し


「最初は俺らのデビュー曲、Seven…。」


そう言って手にしていたベースをジャラと鳴らしてみせた…。