壊したい程愛してる

ー次の日ー


なんども制服と髪の毛をチェックして、約束の公園に向かった。


2人が逃げてきた公園だ。

公園へ着くともう空は座っていた。


「空っ」


「心音」


パタパタと空に駆け寄る心音の姿はまるで子犬のよう。


空もそう思ったのだろうか口元を少し緩ませた。


「まった?」


「別に」


「そっか」


素っ気なく聞こえる空の言葉だけど心音は…


あたしが気にしないようにそう言ってくれてるんだ。


そう思いニッコリ微笑んだ。

ちなみに、その考えは正解である。



しばらく空と馬鹿話をして過ごした。

空といると凄く楽しい。
空といるとドキドキする。

なんでだろ…?