壊したい程愛してる




「お、おじゃましま…す」

「誰もいねーよ」


心音は終始挙動不審のまま俺の部屋に入った。


「入ったの初めて…。あたしの部屋より綺麗だっ」

「当たり前だろ」

オレンジジュースを手渡すと小さくお礼を言いながら受け取った。


少し口に含むと下を向きながら口を開く心音。


「…今日ね……、病院に行ったんだぁ…」


「…どうだって?」


「へ…変化なしだった!」

パッと顔を上げ急に明るくなった心音を不審に思ったけど変なのはいつもの事かとあまり気にしなかった。