壊したい程愛してる

「じゃああたし帰りますね、また学校で」


ぺこりと頭を下げる心音に柔らかく笑い手を振る陽。


「ばいばい。彼氏さんによろしくね」


「…?あの…なんで?」


困惑する心音にクスッと笑い「気にしないで。いずれ分かるから」と意味深な発言。


本当よく分からない先輩だなぁ…。




1人家路についているとまた不安の波が押し寄せてきた。


不安で、

怖くて、

寂しくて、


さっき声を聞いたばかりなのに、

空の声が聞きたくて…。

「もしもし空?」


携帯を握りしめる手が震えるのはどうしてだろう。

「おー、どうした?」


「ううん…、ただ声が…聞きたくて」


ねぇ


あなたの声は…

いつまで聞ける?