壊したい程愛してる

よくわからない先輩だな…。


「ここで会ったのも何かの縁だしアドレス交換しない?」


断るのを気が引けた心音はアドレスを交換した。

しばらくして優しく面白く喋る中沢先輩にすっかり気を許した心音。


「それでさ-」


~♪~♪~♪


「あ!空だっ!先輩ちょっとごめんなさい」


少し離れて嬉しそうに電話する心音に陽は小さく溜め息をついた。


「…彼氏いんのかよ。ま…でも、…奪えばいっか」


陽の独り言は心音に耳には届かず行き当てもなく宙にさまよっていた。