壊したい程愛してる

「…あの…先輩…ですか?」


「うん。そうだよ。中沢陽って言うんだ」


ニッコリ微笑みハンカチを渡す陽に戸惑いながらもハンカチを受け取った。

「ありがとう…ございます」


「いえいえ」


心音は目元にハンカチを当てゆっくり深呼吸する。

どうやらだいぶ落ち着いてきたようだ。


「…大丈夫?」

「はい…ハンカチ…学校で返しますね」

「あげるよ」

「そんな…絶対返しますっ」

「まあ、君にもまた会える事だし、返して貰おうかな」


「?…はい」