壊したい程愛してる

「俺は心音がいいんだ」

ドキ…


真っ直ぐ見つめられ動けなくなる。



空は何か決意したように

「話したい事がある」

とあたしの手を掴んで歩き出した。


空………。


お願いだからこれ以上好きにさせないで…。


涙が一筋零れた。


公園に着くと、2人で無言のままイスに座った。

少し肌寒い風が2人をかすめていく。


空が心音を気遣い、着ていた薄手の上着を心音にかけた。


ふわりと空の匂いがして胸がキュンとする。


お礼を言おうと空を見上げると目があってー…


そらせなくなった。