っと、秋さん忘れてた。 そう視線を人が行き交う会社内を探る。 あ、いた。 壁にもたれている、秋さんを見つけた。 「彼氏?」 じっと見つめていたのがわかったのか、隣にいる隆起君が聞く。 「えっ!う、うん……まぁ」 「カッコイイね。じゃぁ、僕はこっちだから」 そう言って隆起君は帰っっていった。 なんか普通だったなー。 やっぱあたしの思い違いか。 って当たり前かっ!! あたしは小走りで秋さんのほうへ向かった。