セクハラ彼氏は会社の上司


恐る恐る、といった感じに休憩所に入って来たのは……


「ふ、藤平君っ!」


そう叫んだのは、紫苑ちゃん。

かなり驚いてるみたい。

そりゃそうか……



さっきまでの会話が会話だもんね。


「すみません……。僕もいいですか?」

申し訳なさそうに笑う隆起君。


「どーぞどーぞ!!」


慌てて紫苑ちゃんは席を空ける。


「ありがとうございます」

隆起君が紫苑ちゃんの隣に座る。

紫苑ちゃんはかなり顔を赤くしてるみたい。