「それと、敬語やめろって言っただろ?」 その言葉が全て耳に入ったときには、唇がまた塞がれていた。 「んっ……ふっ……」 ちょっ…… さっきよりもっと濃厚なキス。 必死で秋さんの胸を叩くが、力が入らない。 ガクンッと足の力が抜け、膝が崩れる。 それを腰に手を回して支える秋さん。 まだ離れない唇。 「……んっ」 静かなオフィスに響く、吐息と唇のいやらしい音。