「お昼ご飯、っつてもケーキ食べたしそんな時間じゃないね」 秋さんが腕時計を見ながら言った。 只今の時刻、午後3時過ぎ。 中途半端な時間だな。 「じゃぁ、行こうか」 どこかいいとこはないかと考えているあたしを、秋さんが引っ張った。 「え?え??行くってどこに??」 「秘密♪」 ウィンクをあたしに向けたあと、再び前を向きズンズンと足を早めた。 どこ行くんだろう………?