「はぁ……」 本日三回目の溜息。 これじゃぁ幸せ逃げるなぁ…… なんて考えてると 「西折さん、中曽根さんが呼んでます」 崎宮さんがあたしに伝える。 「あ…………はい」 小さい溜息をついて、中曽根さんのほうへ向かう。 あぁあ。 憂鬱……… コンコン、と中曽根さんのオフィスドアを叩く。 「どうぞ」 中からの返事を聞き、ドアを開ける。 「失礼します」 「玲那ちゃんごめんね仕事中に」 いえ、と軽くお辞儀をする。