誰かに頼りたいのに、それが出来ない。
あーあ……
つくづくあたしって要領悪いなー……
でも、要領よく友達裏切っていいわけないよね。
「何かあったら言って下さいねっ!!……あ、でも彼氏さんがいるか」
ハハッと笑いながら隆起君は言うけど、原因はあんたなんだよ。
隆起君は悪くないけど、なんからちょっぴりイラッとするわね。
まぁ、そんな態度を出さずに、
「ありがとう」
ニッコリ笑って言った。
「じゃ、あたしは仕事戻るから」
「はい、では」
隆起君と二人きりになりたくなくて、そそくさと休憩室を出た。
どうしよ……
このままじゃ駄目なのわかってるけど、
どうすればいいんだろ……


