次の日。 英語の移動教室。 階段を降りた。 アタシの目線の先には、2年生の先輩にたかられている一人の男子。 「ねぇねぇ、 キミ何て言う名前?」 2年生の先輩が言う。 「…松井リョウタ…」 「松井ね。アリガト。」 2年生の先輩は、 嬉しそうに去った。 ムカッ なぜか嫉妬してしまった。