「もぉー!ナナミ遅い!」
ナナミは昔っから
のんびりしてる
性格。
ハァ…こんなんじゃ
先がおもいやれるな…。
そんなことを
思いながら、
クラス発表の紙を見た。
アタシとナナミは、1‐7組
一緒のクラスだった。
「やったぁ!アケミ!
ナナミたち同クラだよっ!」
「うん♪よかったぁ!ナナミと同クラで!」
とか言いながら着いた
7組は、べつのクラスと
違って何故か、はみっているクラスだった。
「みんなぁ!席につけ!」この声は、先生。
なぜか、決まった
先生のあだ名
“ワッキー”
「明日から早速 授業です。教科書をわすれずにっ!それじゃぁ皆さんさようなら!」
この時はまだ
アナタの存在さえ
知らなかった。―

