「何あのカメラマン!…悠平クンはリオの彼氏だってば」 とリオの隣で妃が一生懸命講義している。 千紗がリオを見て勝ち誇った顔で笑った。 すると 「あー…ちょっと俺、そういうのは…」 悠平が軽く頭をかきながらカメラマンに言った。 「え、何で?」 「…一応彼女、見てるんで」 と悠平がリオを指差すと、カメラマンが 「あ…そうなんだ。ゴメンゴメン」 と言いながら謝っていた。