「おじゃましまぁす。
きれいな部屋だね〜。」

「同じだろ…?」

「うん。」

「…それで?」

「…ん?あっ。
まずは、名簿ね!
武器の入ってたケースあるでしょ?」

「あぁ。」

アタッシュケースにはもう何も入っていないはずだ。
葵の前にケースを置いた。


「開けて平気?」


「あぁ構わない。」

(もう、空だしな。
武器でも探りに来たのか?)

ケースを開ける葵。

「それで…これをっ!」

葵は、ケースの内側を引っ掻きはじめた。


「なにしてんだ?」

「いいからいいから。」

笑って続ける葵。


すると…



ビリビリビリーっ。


「?!」


内側は、一枚のゴムのような膜が貼られていたらしくきれいに剥がれ…一枚の紙が現れた。


「はいっ!」

「よく見つけられたな…。」

「うん。なんか、違和感あったから。」


はっきり言って…違和感なんかなかった。


(コイツいったい…。)

すると、葵は立ち上がり羽織っていたカーディガンを脱ぎ捨てた。

「どうした?暑いか?」

洋一は、暑いのかと思い声をかけた。


「ううん。」

と首を振り…





「おいっ!」








服を脱ぎはじめた。