ー一方では

「ふ〜ん…やっぱそうか。

彼が…勝者か。

いい顔してたもんな。

彼には是非、また参加してほしいものだな。」


暗い部屋で男が笑いながら続ける。


「さぁ、GAMEも終了した。

次の芸術を完成させよう。


次のリストを…

ふ〜ん。

次は彼らにしようか?」

ふと、男はモニターを見て疑問を口にする。


「なぜ、彼は泣くのだろうな?

自分は助かりたいくせに。

代わりに女が死ねば泣く。

彼女のおかげで、
生きられるのになぜ泣く?」


男は、疑問を抱きながら立ち上がり、闇に消える。






次の作品を完成させるために…