偶像童話

「ねぇ、覚えてる?」



「次はなんだろうね」



「あなたが私を殺そうとした時の事よ」



「覚えているよ」



「私が壊れた時、あなたは私を殺そうとしたわ。


いいえ、救おうとしてくれたのね」



「そんなつもりだったのかはその時にはわからなかったけれど、今となってはそうだったのかもしれないね」