「ねぇ、あなたみたいな人がどうして私なんか…」



「そんな言い方は好きじゃないな。


君と僕は一緒になる運命だったんだよ。


いや、違うな。


宿命だ。


こうならなければいけなかったんだ」



「昔から決まっていた?」



「そうだよ。


生まれるずっとずっと前から」



「なんだか夢みたいな話ね」



「夢なんかじゃないさ。


君はちゃんとここにいるし、僕もちゃんといる」