じんじん。

「じゃあ行けるんだ!よかったじゃん!…そっか!じゃまた後でな!」




自分のことのように喜んでくれた英司と、一旦教室で別れた。



…早く帰らなきゃ…!




英司に続き教室をあとにするあたし。
頭の中は自分の部屋のクローゼットを思い出していた。




ピンク…?
いや、黒?



あーでもない、こーでもない、と手持ちの服を頭に描いてみる。