「じゃあ6時に中央公園の入り口でね!
莉愛、遅れちゃダメだからね!」




麻美は何度もそう言いながら、悠と手を繋いで教室を出て行った。




「お前んち、親厳しいんじゃないの?大丈夫か?」




麻美達に手を振るあたしに、英司がカバンを肩に掛けながら話かけてきた。




「今日はね、大丈夫だよ!お母さんに許可もらったから!でも10時までって言われたけどね」