「でも莉愛のおかげで元気出てきた!ウジウジしてたらダメだよね!ありがとう!もう大丈夫」




みぃちゃんにいつもの笑顔が戻って、あたし達は同時に立ち上がった。




「よし!行くよ莉愛!試合終わっちゃう!」




「うん!」




体育館へ向かって走り出したあたし達。
やっぱりみぃちゃんは明るい方がいいよ。よかった。
また笑ってくれて…




その頃、体育館ではみぃちゃんの笑顔に負けないような


決勝シュートを決めた陣ちゃんの笑顔が輝いていた…――