じんじん。

「あれれ、英司くん怒っちゃったね~、どうすんの莉愛ちん♪」




あたし達のやり取りを
楽しんでいるかのような麻美と悠。




「知らないよ、あんなヤツ!ってかなんで怒ってんの!?」




「まぁまぁ落ち着きなよ」




「莉愛ってほんまに鈍感やねんな」




麻美に促されて椅子に座り直したあたしに、悠が不思議そうに言った。