じんじん。

「麻美~!ちょっと匂いキツいよ!」




「本当だ、なんの匂いだよ!」



プンプン匂う麻美に、
しかめ顔の英司とあたし。




「お子ちゃまはやだねー!
新しい香水買ったの!良さがわからないかなー」




麻美は自慢げに
高そうなピンクの香水を
カバンから出した。