じんじん。

全ての思考がストップした――。


何も考えられない。
考えたくない。


今、自分の身に起こった出来事が永遠に続けばいい。


ただ、そう思った。



「ずっとこうしたいと思ってた」


唇がゆっくりと離れ、陣ちゃんの瞳があたしを見つめた。



「本当は卒業式の日に告白するつもりだったんだけど…」