じんじん。

「中1の時からずっと好きだった。陣ちゃんが誰を好きでも、あたしの気持ちは伝えたかった…」



陣ちゃんの視線が痛いほどあたしに降り注いで、


その表情からは何を思っているのか、感じ取るのは難しかった。



「莉愛…ずるいよ」


「…え?」



次の瞬間、
あたしは陣ちゃんの両腕にスッポリと包まれていた。



「陣ちゃん!?」


「なんで…なんでだよ」