じんじん。

そのままジッと陣ちゃんを見つめるあたし。



あたしの決意に何かを感じてくれたのか、陣ちゃんは周りに声をかけた。



「わりぃ。先行ってて?すぐに追いつくから」


「わかったよ!ホントすぐに来いよ!」



修一くんたち5人は、ゾロゾロと駅の方へ向かって歩いて行った。



…誰もいなくなった。


陣ちゃんと二人きり。