じんじん。

「あのっ!修一くん!」



あたしは、思い切って修一くんに聞いてみようと思った。



「さっきの、あの最後の曲の歌詞…ちゃんと知りたいんだけど…」


「新曲の…?いいよ、ちょうど今あるから…」



そういうと、修一くんは持っていたファイルをペラペラとめくって、


一枚の紙を差し出してくれた。


「…ありがとう」



その紙を受け取ると、あたしはゆっくりと目を落とした。