じんじん。

麻美の大声に、さすがの修一くんも驚いたらしくコーヒーを持つ手がピタッと止まった。



「莉愛の親友の広沢麻美でぇす!名前、なんて言うんですかぁ?」



「朝日…修一…デス…」


完全に麻美のペースに押され、さっきまでの修一くんが嘘みたいに大人しくなった。



「仲良くしてくださいねぇ」



満面の笑顔の麻美。



その時、二人に聞こえないように陣ちゃんが小さな声で言った。



「あいつ、悪いやつじゃないから…」
「…麻美も。お互い様だよ」



麻美と修一くんのおかげで、
気まずさが一気になくなった。