じんじん。

「な、なんでいきなり二年生なのよ!」



麻美が全てをお見通しと言う目であたしを見た。



「いいじゃん。みぃ先輩もいないし気にすることないじゃん。素直に“陣ちゃんが好き”って言っちゃいなよ!」



「ちょっと麻美!やめてよ!」


あたしは周りのクラスメートに聞こえてしまうんじゃないかと、慌てて麻美を止めた。