どっちつかずのキミ。










…全く!何とかならないのかね、あの二人は。

二人の気持ち次第で、関係はいくらでも変わるのに。

いつまで経っても、変わらないのはあの二人にあるんだよね…。


いつも、あたしが実羽から浬クンのことどう思っているのか聞くと、決まって「嫌い」の一言が返って来るけど、本当は少なからず実羽も気にはなっていると思う。

ただ実羽はあの通り素直じゃないし、鈍感だから浬クンの気持ちどころか自分の気持ちにすら気付いていないだろう。

浬クンも浬クンで、実羽のこと好きなんだけど上手くそれが伝えられなくていつも空回りなことをしている…。


だから本当に、この二人程馬鹿な奴らはいないと思う。

見ているこっちとしては、二人の状況がもう丸わかりだし、互いの気持ちもかなり把握できるのだ。

早い所くっつけばいいと思うけど、まだもうしばらくこの二人の状況を楽しんでいたい、邪魔してやりたいと思う。


―まぁ、結局自分が一番太刀が悪い気がするんだけど・・・。


でもやっぱり、親友には幸せになって欲しい。

だからこそ二人はくっつけばいいと思うのに…。

実羽のあの様子じゃまだまだ先かもね。


最近実羽の周りで変なことも起こっているし。

―そう。変なこと。

体育着が無くなったり、よく物が無くなる。

それだけじゃない。

実羽はしょっちゅう怪我ばかりしていた・・・。








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