どっちつかずのキミ。









あたし達はプリクラを取る為に近くのゲームセンターに向かった。

…そういえば男のことプリクラを取るのは生まれて初めてだ。

今まであたしは誰とも付き合ったことがないし、男友達が特に出来たこともない。

だからプリクラなんて、女のこ同士、友達同士で取るのが当たり前だと思っていた。


「…どれにする?」

「どれでもいーよ…」

あたしは浬の言葉についまた可愛いくないことを言っちゃう。

「ハッ!了解ー」

ふざけた調子で敬礼までする浬。


そうして沢山ある機械の中からあたし達は適当に一つのプリクラ機を選んだ。


「レディーファースト。」

浬は何とも気取った口調で、また馴れている様子で先にあたしに機械の中に入るよう促す。


「…紳士ぶっちゃって。」

あたしは浬に聞こえるようにボソッと呟いた。

「何だよ〜?
俺、
どー見ても紳士だろ」

浬は少しムッとするように唇を尖らせる。


「ん〜。
紳士というより…
―策士?」

「ヒッデー!」

浬はまるで傷ついたとでもいうような顔であたしを見てきた。


―プッ。

それを見て思わず吹き出すあたし。

それに釣られたように浬も笑った。

そうしてあたし達は顔を見合わせ、可笑しくなって二人でクスクス笑った。




――友達でもない…

カレシでもない…


ねぇ、あたし達は本当に

どういう繋がりなんだろう。







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