今だって自由とは言えない。 故郷を離れたわけも、すべて理由がある。 氷悠は空と自分の境遇を重ね心からの思いか、あの男に言われたからなのか、わからないけど無意識に言葉にしていた。 「――オレはお前を連れ出すために来た、ここにいたら駄目だ。 一緒に、ここから逃げよう」