彼は、
“じゃあ俺も教えない”
と言って前を向いた。
ホームルームが終わると、クラスの子が集まって来た。
「結菜ちゃんって呼んでいい?」
「結菜でいいよ。貴女は?」
「私?私は栞。よろしくね」
「よろしく、栞」
「ねぇ、結菜はどこから来たの?」
ゲッ。
また1番聞かれたくないことを…。
「私は――……」
「こいつ俺の知り合い」
黙っていると長谷川が言った。
「あっ、そっか。
じゃあ結菜もイギリスなんだ」
栞や周りのみんなは納得してくれた。
たっ助かった…。
“じゃあ俺も教えない”
と言って前を向いた。
ホームルームが終わると、クラスの子が集まって来た。
「結菜ちゃんって呼んでいい?」
「結菜でいいよ。貴女は?」
「私?私は栞。よろしくね」
「よろしく、栞」
「ねぇ、結菜はどこから来たの?」
ゲッ。
また1番聞かれたくないことを…。
「私は――……」
「こいつ俺の知り合い」
黙っていると長谷川が言った。
「あっ、そっか。
じゃあ結菜もイギリスなんだ」
栞や周りのみんなは納得してくれた。
たっ助かった…。


