なんでこんな子に語ってるんだろう…。




でも、彼女の瞳は優しくて、私は心を許してしまった。


「私だって、天界にいたかった。何もしてないのよ?驚かないで聞いてね」


「ハイ」


彼女は小さくうなずいた。


「ただ…、サエラが襲われた時に相手を殺しちゃったの。


だって






許せなかったんだもん。


どんなに身を堕としても





サエラのことは守りたいの。


それで、私は天界を追放されたのよ」