「サラ、待てよ」


「待たないよ?


たとえ







どんなにこの身を堕としても、



この世界、








絶対守るから」



「サラ!貴女、自分の重要性わかってるの?神の娘なのよ?」



「分かってるよ。


でもね、




何も出来ないのなら、







私は人間に生まれたかった」


私は力無く微笑んだ。

「さぁ、魔王よ。私を魔界に連れて行け」



私は声を出さず、唇だけ動かして2人に呟くと、目を閉じた。