匡の声と共に、教室の窓が割れた。


「キャ―――!」


クラスの女子が悲鳴を上げている。


「サエラ、昨日ぶり」


そこには、魔王とアテナ、それから、知らない男がいた。



先生が来て、慌てて生徒を避難させるけど…、


「アハハ―。皆消えちゃえ!」


アテナは既に暴走して、誰かれ構わず攻撃している。


「結菜。皆と逃げて。あとは何とかするから」


「…」


「おい、結菜!早く行け」


2人にそう叫ばれて、私は皆と逃げた。