「お尋ねしてもよろしいのですか?」


「もちろんだ」


「あの…、





何故リオ様はサラ様が神の娘だと知らずに、あれほどまでに求婚なさったのでしょうか?
お会いしたこともなかったのに」


「おぉ、その事か。実は会っているのだよ。数年前に。あの2人は仲がよかったのだ」


そういうことか…。

「あと、何故18の誕生日に急に狙われたのでしょうか?」


「それは、今まで守っていた、神のご加護から解き放たれたからだ。早くリオ様とくっついて欲しいのだが…。


ラスク、無理強はするなよ?」


「しかし、アルト様…」


「サラは神の娘だが、私にとっても自分の娘のようなのだよ」


「わかりました」