―天界


「ラスク、サエラ。本当にありがとう。これからもサラのことを頼んだ」


「仰せのままに、アルト様。だけど、リオ様がサラ様を守って下さってるので、ご安心して下さい」


「おぉ、そうだ。サエラ、よくやった」


アルトはサエラのことを褒めると、チラッとラスクの方を見た。


「サエラ嬢、一旦席を外して頂けますか?」

「ハイ、失礼します」


サエラが外へ出るとアルトが口を開いた。


「ラスク、何か聞きたいことがあるようだな?」