ラスクがいなくなって、1人になった。


サラはなんで婚約者だと知った途端に泣き崩れたのか…。


あぁ、そうか…。


自由が欲しいと言った姫君だった。


今回のことも、親に決められたと思っているのだろう。


それよりも、


何故魔王がサラの身体を触っていたのか。俺からは絶対に逃げるのに…。


それがどうしても許せなかった。


会ったばかりと言えばそうなのだが、




何故か







俺はサラを自分のものにしたくて仕方がなかった。