たまり場なんだ…。


「結菜?」


いつの間にか私は考えこんでいた。

「んっ?あぁ、ゴメン、ゴメン」


「場所、大丈夫?一緒に行く?」


「あっ、大丈夫だよ」

「彼氏の家だもんね」

栞は冷やかした。


「いや、私の部屋の隣だし…」


「えっ?そうなの?」

栞は驚いて目を丸くした。

「そう。一昨日知った」


私は肩を落とした。




「出席とるぞ」


先生が入って来て、ホームルームが始まった。


私は今日の歓迎会を楽しみに1日を過ごした。