ホント、ムカつく。


「じゃあ、こう言えば許してくれる?」


はぁ?って顔をで見上げると、“俺も同じ”って、耳元で囁かれた。


「だから何よ」


そんなこと関係無いんだから。


「悪かったな。でも、あの時捕まりたかったの?」


「うっ…」


確かに…。
こいつが助けてくれなかったら、私今頃天界に連れてかれてたかも…。


私はそれ以上何も言えなかった。


「あっ、学校でも近くにいろ。逃げるなよ?」


「えっ、やだ。だって、イジメられるじゃん」