「ん゛っ!」


驚く私を気にせず、長谷川匡――、



否、リオ様は唇を重ねる。


「んっ――……。」


「まだ何か?」


リオ様は1度顔を上げてそう言うと、再び私に、







唇を重ねた。


「いいえ。申し訳
ございませんでした」


周りの天使の気配が消えた。

それでもなお、
リオ様は唇を離さない。


助けてもらったことには感謝する。

でも…、






私ファーストキス
だったのに…。


そんなことを考えながら…、
私は意識を失った。