私は言われた通りに準備をした。


あーぁ、明日にはもう天界に帰るんだ…。


そしたら、



クラスの皆にも、今までに会た人間にも…、


私のことは記憶に残らない。


なんだか寂しかった。

「リオ…、私達忘れられちゃうんだね…」


「そうだな…。でも、姿は忘れても、なんとなく残るんだって。“綺麗な天使に会った”って」


「うん。皆、幸せになって欲しいな」


「さっすが、女神様。でも…、







全てを背負わなくてもいい。この世界は、もう救われたんだ」