私の抵抗も虚しく、レオ様は器用にワイシャツのボタンをはずしていく。


「ヤダ、レオ様放して」


掴まれた両手はビクともしない。


「やだぁ、放してよぉ―…んっ、…ッ」


レオ様は首筋に舌を這わせる。


私が、抵抗できないのを知っていて、楽しんでいるようだった。


匡は何してるの?

匡…。

この瞬間、私は殺気に満ちた何かを感じた。