「あなた達の容姿は、人間にはあり得ないほど美しい。
それに、葉桜結菜。
貴女がこの学校に来てからは、何故か幸せが訪れる。
嫌でも気づくでしょ?」


「…」


「さぁ、教室に戻りなさい。クラスの皆が待っているわ」


そう言って私達はクラスへと送り出された。



教室に戻った私達を待ち構えていたのは、クラスメイトの歓喜の声だった。


「結菜ちゃんすっごく綺麗だった」


「栞、やっぱ美人だわ。しかも、なにげ強いし」


「匡様かっこいい。
ってか、好きな人って、やっぱ結菜ちゃんだったんだ」


とか。

ものすごく大騒ぎ。